お悩み相談室

せどりと転売の違いを徹底比較!

結論からいうと「せどりも転売も同じ」

いきなり結論からいいますが、せどりと転売、私はどちらも同じと捉えており、
どっちでもいいと考えています。ただ、わかりやすく説明すると
【せどりと転売】同じところ → ビジネスモデル
せどりも転売も安く仕入れて高く売る、定価で仕入れて定価より高く売る
ことで利益を出すビジネスです。

【せどりと転売】違うところ → イメージ
せどりにも転売にも明確な定義はありません。
ウィキペディアでどちらも色々と書かれてますけどハッキリとした違いはないです。
しいて言えば、世間一般的なイメージの違いがあります。

●転売→ 新品の入手困難品を買い占めて高く売るダフ屋的なイメージ
●せどり→ 高く売れそうな中古品を目利き力によって仕入れ、
     クリーニングなどの手間をかけてそこに利益を上乗せするイメージ
です。

ただこれも、イメージというだけの話で明確な区分があるわけでもなく、
せどりのジャンルが拡大した今では、転売もせどりも新品中古の両方を扱っている
というのが現状です。

私自身、今は新品メインで扱っているので、転売をしていると言われればそうだし、せどりをしていると言われればそうだし。
せどりと転売の違いが気になるのは、せどらーか転売ヤーくらいなもので、
多くの一般人にとって、そんな違いはどうでもいいし、知らないものです。

ただ、せっかく「せどりと転売の違い」が気になっているのに、
これだけで終わってしまっては、あなたの興味心は満たされないですよね?
ということで、私の知りうる限りの「せどりと転売の違い」を

過去の事例も交えつつ、3つの視点から具体的にお伝えしていきます。

せどりと転売の違い・その1「イメージの悪さ」

イメージの悪さでいえば、転売>せどり です。
昨日の「チケット高額転売」の記事でもお伝えしたとおり、
チケットの高額転売で大批判を浴びているのは「「転売」です。

転売の方が、言葉としての知名度は高いですし、
ニュースで取り上げられる時も圧倒的に「せどり」よりも「転売」が多く
多くの人に馴染みがあり、「ダフ屋=転売」というイメージの悪さがあります。

妖怪ウォッチが大ブームになって転売が社会問題になった時も、
使われた言葉は「せどり」じゃなく「転売」でした。
tenai

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、当時は妖怪ウォッチで稼いでたせどらーなんてたくさんいましたよね?
600名以上に膨れ上がった出品者を「転売ヤー」と「せどらー」に分けられるはずもなく、、、
転売ヤーと名乗る人が悪で、せどらーと名乗れば悪じゃないか、というのも違う気がします。

せどりと転売の違い・その2「ジャンルの違い」

さきほども書きましたが、
せどり→ 高く売れそうな中古品を目利き力によって仕入れ、
クリーニングなどの手間をかけてそこに利益を上乗せするイメージ
があるのは事実です。
hon

「ブックオフで中古本を仕入れてAmazonで売る」が元祖せどりだった頃があり、
ウィキペディアを見ても、本の表紙を見て取るから「背取り」といわれるようになったという説や業者間で「って(せって)」「取り合う」から「競取り」になったなどと言われています。
この語源に照らし合わせると、転売=新品、せどり=中古
という括りは、その当時は通用したのだと思います。

ですが、せどりのスタイルが多様化した今となっては、
せどり=新品 もよくある話ですし、一時期 大流行した
「CDの予約せどり」なんかは、転売と何が違うの?というくらい、もはやあいまいですね。

逆に「中古カメラ転売」、「中古家電転売」という言い方もあるように、
中古品を仕入れて売ることを「転売」と呼ぶこともありますよね?
それに対して「中古だから転売じゃない」と言ったところで、
だからなんなの?と私は思うんです。

「どっちゃでもいい。稼げれば。」「どっちゃでもいい。合法なら。」
これが私の本音です。
かといって、ゴリゴリの組織的な買い占めはどうなのかなーなんて
思う自分がいるのも事実。
正しい答えがないだけに、私もその時々で判断が変わるデリケートな部分です。

せどりと転売の違い・その3 買い占め方がエゲツナイかどうか?

転売のイメージがなぜ悪いのか、というと、
「買い占め」方がエゲツナイ、そんなイメージもあるからだと私は考えます。
kaisime

 

 

 

 

 

 

特に組織的なオラオラ系の買い占めは、一般のお客さんが恐怖感を抱くほどらしいので、
やっぱりそういうのは迷惑行為だと思うし自分はやりたくないと思います。

一方で、せどりは語源的にもそうですが、どちらかというと
目利きできる人が中古の物を仕入れて手入れをして販売し
その対価が差額としての利益、というイメージだから、そんなに悪くないのでは、と。

実際、今でもそうですが、中古をやっているせどらーさんの中には
「転売とせどりを一緒にして欲しくない」という方もいます。
そして、この気持はわからなくもないです。
中古仕入れは新品に比べると職人的な知識やスキルを必要としますし
出品時の手間も本当に大変。「手間をかけて、お客さんに喜んでもらう」という
仕事観もすごく共感する部分はあります。syokunin

でも、「値上がりしそうなものや、すでに値上がりしているものを買い占める」
というのは、見方を変えれば「ビジネスとして仕入れをしっかり行う」
とも言えますし、その買い占めは「稼ぐ」という意味では正しいかもしれない
そして、「欲しい人がいるのにかわいそう」という倫理的な観点と
「ビジネスとしての仕入れ」を両立させようと思うと
せいぜい2,3個を仕入れ、残りは欲しい人が買えるようにする、
というのも、正しいといえば正しいのかもしれません。

もちろん、こんなことに正解はありません。
あなたがどう考えてどう行動するか、これだけです。

このブログをお読みになっているあなたは、
おそらくですが「転売ヤー氏ね」という価値観ではなく、
転売やせどりでお金を稼げるようになりたいと思っている方だと思うんですね。

その価値観があるなら「正しい」だの「悪い」だのと一刀両断に判断できない、
そういうところに転売やせどりの入る余地があるとわかっているのなら、
安易な転売ヤー批判に心がポッキリ折れることもないでしょうし、
ドヤ顔で「私は●●を買い占めまくっています!!」とムダに豪語することもなく
淡々と稼ぐための行動に徹するのではないでしょうか?

せどりと転売の違い・その4「他人に説明するなら」

あなたがせどりをやっていたとして、それを周りの人に説明する場合、
イメージの悪い「転売」よりも「せどり」の方が無難です。
ヘタに「転売をやってる」と言ってしまい、
「なんか怪しい転売やってるんじゃ??違法じゃないの?」みたいに
変に勘ぐられたらお互いイヤな気持になりますしね。

ただ、私自身も経験がありますが「せどりをやってる」といっても
「なにそれ?」と返されることが多く、説明がめんどうなので
「ネット通販をしている」と説明しています。これも間違いではないですから。
これだと、なんとなくイメージをしてもらえるみたいで、
「ああ、今って流行ってるもんねー」みたいな感じで相手も答えやすいようです。

こういうところに余計な荒波を立てるとムダにエネルギー使いますから、
「言葉の使い分けをしているだけなんだ」という意識をもって、
処世術としてうまく使い分けていきましょう。

「せどり」という言葉の意味をわかる人はわかってます。
あなただってそうでしょうし、私だってそうです。
わからない人に無理やりわかってもらうエネルギーがあるなら、
そのエネルギーを稼ぐことに注いで結果を見せたほうが他人は納得します。

こうやって附に落としている

ここまでお伝えしてきたことや今からお伝えすることは私の個人的な見解です。
強制するつもりもなければ、考え方が違うからバトルしたいとか、
そういうつもりは全くないので、そこはご理解いただきたいと思います。
ただ、あなたが今後せどりを続けていく上で必ず目にすることなので、
もしかしたら、判断の参考材料になれるかもな、と思って書いています。

私のせどりに対する今の考え方は
・お金を稼ぐためにビジネスとしてせどり・転売をやっている
・法的にアウトなものはやらない
・Amazon規約やヤフオク規約など販売先の規約に触れることはしな
・本当に欲しい人の気持もわかるので、仕入れという名の買い占めは、
 バリバリ稼ぐ人からすると中途半端かもしれない。

今の私は「法に触れないかぎり稼げればいい」と思う一方で
「人としてどうなのよ?」という倫理的基準は今後も変わることがあると思います。
ただ「せどりか転売か」なんてささいな言葉の違いにこだわったり、
「悪か正義か」なんて結論が出ないことに悩むのはナンセンスだなと。

世の中、清廉潔白のきれいな「真っ白」なものばっかりじゃないし、
かといって汚泥にまみれた「真っ黒」なものばかりでもない。
いい大人なのですから、グレーゾーンな幅を楽しむ余裕を持ちながら、
自分が思い描くビジネスをしていけるといいなと考えています。

※関連記事「せどりと転売の違いってなに?」も合わせてお読みください。

ピックアップ記事

  1. モノレート終了後の店舗せどりで役立つ意外なアプリ
  2. 【出品の工夫】おまけなし&高いのに売れていく理由
  3. コロナ自粛モードなのに伸びているジャンル
  4. せどり経費とプライベート経費の割合はどう計上するべき?
  5. ※最新※ Amazonテクニカルサポートの使い方
せどりツール"
モノレート終了の対策"

緊急!コロナ不況を乗り切る

コロナ不況の乗り切り方"

カテゴリー

固定ページ

  1. ■新型コロナ対策

    冷静に!「本当に必要な人に行き渡らない」は商品によりけり
  2. モノレート閉鎖対策

    モノレート終了後の店舗せどりで役立つ意外なアプリ
  3. キーワード&リサーチ

    【せどりツール】無料と有料をうまく使い分ける
  4. お悩み相談室

    令和になっても、なぜ「せどり」を教えるのか?
  5. キーワード&リサーチ

    【せどり送料】いよいよヤバイ!送料値上げ祭り
PAGE TOP