amazonの本せどりに異変が起きている
ここ最近、Amazonの本カテゴリーではあきらかに異変が起きてます。
以前だったら、日本の出版界のお決まりである
「再販価格維持制度」にAmazonも則って、新品の書籍は定価でしか販売できませんでした。
例えば、
「定価780円の付録つき雑誌で、付録が人気でAmazon在庫切れでプレミア価格になった」
としたら、新品であってもプレミア価格で売ろうと思うと
コンディションは「中古」の「ほぼ新品」で出品しないといけなかったんです。
ただ、時々イレギュラーに、新品でも定価より高く出品できたり、
なんてこともありましたが、
Amazonに気づかれたら出品停止になってしまっていました。
ところが、です。
ここ最近のAmazonは明らかに「出版界にケンカ売ってる??」と思うくらいの豹変ぶり。
コンディションを「新品」にして
定価より高く出品しても、定価より安く出品しても、
出品停止になることなく、ふつうに販売できるものが格段に増えてます。
新品を中古の「ほぼ新品」で出品している人は修正が必要かも
私の場合は、FBAに納品していた「ほぼ新品」の新品雑誌は、
私は、一度返品して、「新品」に修正して再度納品しています。
特に付録つき雑誌なんかは、付録がない出品者が10人くらいもいると、
付録完備の新品雑誌が表示されるのが2ページ目とかで
購入したい人も見つけづらくなっていたんですよね。
でも、「新品」で出品できるなら、出品者としても新品で目立って売りやすいし、
新品を購入したい人もすぐに見つけられる、という双方にメリットがあります。
新品雑誌や新刊書籍で、プレミア価格のものを「ほぼ新品」で出品している方で、
中古に埋もれて売りづらくなっている場合は、「新品」に出品しなおすといいですよ。
「再販価格維持制度」を懐かしむ日がくる?
コンテンツは無料で共有されるのが当たり前、
というのが今後もどんどん加速していく流れの中で、
再販価格維持制度なんてのは遅かれ早かれ廃れる制度です。
まさに、今がその過渡期にあたるのでしょうが、
その先陣を切ってくれてるのがAmazonではないかと思います。
書籍読み放題のサービスしかり、
今回の新品書籍を定価以外でも販売できる、
ユーザーにとっても出品者にとっても、なかなかに嬉しい時代になっていきそうです。
もともとの再販価格維持制度の意味合いとしては、
誰でもどこにいても本が定価で読めるように、
という配慮があってのことで独禁法からも除外されてはいました。
ただ、今となってはkindleをはじめとして、
本という現物がなくたったって、いつでもどこでも読めてしまう。
こういう状況の変化に再販価格維持制度が全く追いつていない今の状況に、
Amazonがバッサバッサと大鉈を振るってるように感じます。
書籍によっては、まだ「新品」のプレミア価格で出品できないものもあります。
特にコレ系の書籍はイケる、みたいな傾向もまだわからないので、
今の段階では、実際に自分で新品のプレミア価格で出品してみて
イケるなら新品で、
ダメなら中古のほぼ新品でいきましょう。
あと2,3年もすれば「そういえば再販価格維持制度なんてあったねー」なんて
懐かしむ時がくるかもしれませんが、
過渡期にある今は、うまく順応していって利益を最大化していきたいですね。