Q3.せどりと転売の違いってなに?
せどりは漢字で書くと「背取り」です。
なぜ「背」を「取る」で「せどり」が転売みたいな意味合いを持つように
なったかといいますと、
私がせどりを始めた2011年以前は、
せどり=「中古本をブックオフで仕入れてアマゾンで販売する」という
「本」に限定された転売のことを指していました。
ブックオフで仕入れる本を探して仕入れる時に
本の背表紙を見て、仕入れ対象になるかならないかを判断し、
利益で出る本なら、本の「背」を「取」ってカゴに入れてレジに持っていく。
この動作が語源になって「背取り」=「せどり」と言われるようになりました。
一方で、転売はというと
「ヤフーオークション」で希少品になるものを売る、という意味合いが強く
例えば、今は禁止されていますが入手困難な「チケット転売」や
入手困難なブランド品などの転売などですね。
ナイキのエアマックスやGショックなど熱狂的なファンが多い商品も
転売対象になっています。
ですが、せどりをする「せどらー」が増えて、本以外に
家電やフィギュア、DVDにCD、ゲームに食品など、なんでもござれになった今、
「転売」と「せどり」は明確な違いはなくなってきています。
どこで売るのか、で違う場合もある
上記でお伝えしたように、以前は
「せどり」=「アマゾンで本を売る」
「転売」=「ヤフーオークションで希少品を売る」
という違いがあり、この流れが今もあるといえばあります。
なぜかというと、
ヤフーオークションとアマゾンの違いを多くの人はわかっておらず、
ヤフーオークション=個人間取引=転売
アマゾン=業者
のイメージを持つ人が今だに多いからです。
ですが、私自身もやっているように、個人でもアマゾンに出店はできますし
会社規模でもヤフーオークションに出店している人はたくさんいます。
実態で見れば、どちらの販路でも売れるのですが、
イメージ的には「ヤフーオークション=転売」がまだまだ強いゆえに、
転売とせどりがすごく違う、といったイメージを持たれるのかも知れません。
せどりと転売、どっちをやればいいの?
ビジネスモデルとしては、せどりも転売も
「安く仕入れて高く売る」という点で同じです。
そして、どちらをやっても稼げます。
というか、どっちがどう、というよりもほぼ同義と私は思っています。
しいていうならば、ヤフーオークションは希少品の他に
「不要品処分」の場として利用する人も多いです。
例えば、いらなくなった子ども服や開封してある食品や
ジャンク品と呼ばれる壊れた家電など。
アマゾンでは規約がどんどん厳しくなっていて、
アマゾンでは出品できない商品が増えてきています。
新品未開封のものしか出品できないジャンルも増えましたし、
ジャンク品は出品できません。
ですが、ヤフーオークションではわりとなんでもアリなので、
例えばですけど、不要品処分はヤフオクで、
新品商品はアマゾンで、という使い分けでもいいと思います。
転売で逮捕者が出てるみたいだけど、せどりは大丈夫なの?
法的には、転売だからダメでせどりだからOK
という括りで判断されることはありません。
取り扱った商品が条例や法律に違反するかどうかで決まるので、
転売だからダメでせどりだから安心ということでないです。
転売の逮捕については「せどりって違法じゃないの?」という
記事でも具体事例を取り上げて詳しく解説していますので合わせてお読みください。